全米1位の話題映画「クレージーリッチアジアンズ」と「シンガポール」と「僕」との関係とは?
アジア勢で固めた話題作「クレージーリッチアジアンズ」が全米1位に!
ジョイラッククラブ以来のアジア勢で固めた話題作「クレージーリッチ」
は黒人キャストで固めヒットした「ブラックパンサー」のアジア版といったところ。
しかも「クレージーリッチ」の超大物俳優はミッシェルヨーくらいではないであろうか? それでいてこの勢いはこの映画自体素晴らしいものだということを物語っている。
CRAZY RICH ASIANS - Official Trailer 1
シンガポールで多く撮影される!
撮影の多くはシンガポールでも行われ、マリーナベイサンズなどの観光地や
なんと私が管理運営に関わるシンガポールの文化遺産イベント施設Chijmes Hallでも
数日間行われた。私にとりハリウッド映画に近ずいた日々であり、目の前をスクリーンやテレビで見ていたスターが次々に通り過ぎという異次元体験であった。
このような思い入れもあり、この映画を見るのを本当に楽しみにしている。
* 監督と主演男優がチャイムスで撮影時のストーリーを紹介!
Crazy Rich Asians: On location with Jon M Chu and Henry Golding | CNA Lifestyle
*チャイムスホールで僕
映画話題に水を差すことも。。。
本映画はシンガポール人のケルビンクワン氏のベストセラー小説をもとに制作されており、題材が東南アジアの超富裕層の華僑。シンガポールの俳優たちも多く出演しており、シンガポールでの注目度も当然高い。しかし、ここ数日、あるニュースが話題になっている。多くの日本人はシンガポールに徴兵制度があることを知り驚かれると思う。著者はこの徴兵制度を違法回避しており、シンガポールに戻れない状態になっているのだ。シンガポールで行われたプレミアム等には著者の姿はなかった。シンガポール英字紙ストレートタイムズにも本件でシンガポールはこの映画を支持すべきか?などの記事も掲載されて、意外なことから政治的な要素も場外乱入してしまった感がある。
僕の息子たち
僕とシンガポール人の妻との間には2名の息子たちがいる。シンガポールでは永住権を取得した外国人も、第2世代から兵役が課される。つまり僕の2名の子供達には兵役義務がある。日本人の感覚からしたら驚くべきことかもしれないが、シンガポールで生まれ育ち、現地の学校に通っている彼らや妻からしたら、徴兵は当然のことなのである。本来ならばワクワクして見るはずだった映画だが、このニュースのため複雑な気持ちで鑑賞することになりそうで少々残念である。